「美しい暦のことば」読んでみた
こんにちは!「読書で生きていく」です。
今回は、季語を通して日本の自然の趣を伝えてくれる、 山下景子 著 美しい暦のことば を、読んでみました。
美しい暦のことば
オススメ度:★★★★★
~目次~
初春、仲春、晩春、初夏、仲夏、晩夏、初秋、仲秋、晩秋、初冬、仲冬、晩冬 です。
~大まかなあらすじ~
季節を二十四節気と七十二候で分けて、それぞれにちなんだ季節のようすや、四季のようすが説明されている。
~感想~
二十四節気にまつわる行事はたくさんありますが、七十二候は、その時期の自然のようすを細かく伝えてくれるものです。刻一刻と変わりゆく自然の姿を、その時期に限って、正確に描写していて、見たり聞いたりしただけで、その時期のようすを何となく想像させてくれる、美しい言葉だと思いました。今よりも自然をずっと身近に感じたはずの昔の人々が作った言葉には、私たちが忘れてしまった自然への鋭利な視点があり、趣深いものがあります。和歌の良さも、これに通ずる部分があるからではないか?とも思いました。